この格言は、さまざまな問題や事件に遭遇した場合の心得を説いたものです。
ここにいう「原因を追わず」とは、生じてしまった事柄に必要以上にこだわらないということです。すなわち、事態を再びもとに戻すことは出来ないという自覚に立って、 一つの問題や事件を前向きに受けとめ、道徳的に解決するように努力することです。重要なことは「善後を図ること」です。 つまり、全ての問題を自分に与えられた道徳的課題として感謝して受けとめ、事態を改善するための責任を積極的に担うという心で対処するのです。