この格言は、人生における真の価値とは何かを示したものです。
ここにいう「徳」とは、道徳的な心づかいと行いを累積することによって形成される卓越した道徳的能力、つまり品性のことです。
品性は、人間の他の諸力、すなわち学力、知力、金力、権力などの中心にあって、それらを生かす根源的な力です。
ゆえに最高道徳では、人間の品性に最も高い価値を置くのです。